Classici giapponesi con furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Leggi 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.045 caratteri · 185 schermate
私の信条
クラカトアの方は強烈な天然の爆発力でアノ様になったのだが、われはそれを人間業で行こうというのだ。まだ今日まで世界広しといえども、こんな事をしたのは何処にも無かろう。それを学術のために日本人がしでかそうというのは褒めた話であるといってよい。日本は戦争にも負けたが、それでもなかなか馬鹿にならん大きな考えを持っている人があると当世の人々はキット瞠目するのであろう。
私の信条
何んでもこうしようと思っている考えは、大小となく軽重となくいずれも信条である。ですから、人々は沢山な信条を持っているわけだ。それゆえ信条のない人は恐らく世の中に一人もあるまい。
だが、信条には立派な信条もあればつまらぬ信条もある。偉大な人の信条はこの上もなく立派なものであるのだが、平凡な人の信条はその人のように全く平凡である。
私は凡人だから凡人並みの信条を持っている。その中で私として最も大いなる信条は、わが日本の植物各種を極めて綿密に且つ正確に記載し、これを公刊して書物となし、世界の各国へ出し、大いに日本人の手腕を示して、日本の学術を弘く顕揚し、且つ学界へ対して極めて重要な貢献をなし得べきものを準備するにある。