Classici giapponesi con furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Leggi 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.045 caratteri · 185 schermate
の第二二号がなかなか出ないと云って困ってらしたので、その頃同じ所に勤務していた三浦逸雄(イタリア文学研究家・詩人)と私とが相談して、場合によったら私たちでお引受けして出そうというので先生にもこのことを申し上げましたね」
A「そう、そう。それが終戦後、君が鎌倉書房に入って長谷川さんの好意で更めて第一号から出ることになったのですよ」
B「御罹災なさらなくて国家のために何よりでした」
A「ありがとう。幸いに平和に還った今日、天与のこの恩恵を活かして学問のために余生を剰すところなく捧げるつもりです」
B「終戦後、学問の自由が恢復して、日本もいよいよこれからですね」
A「しかし、それにつけてもこれから学問をする人には、よほどしっかりしてもらわにゃ困る。学者がこんな無自覚では国が持てぬ。あいも変らずジャガイモを馬鈴薯と云っているようではね」
B「お説によると、植物漢字名の謬りは夥しいようですね」
A「そうです。サクラの桜、カシの橿、キノコの茸、スゲの菅、スミレの菫、フジの藤、クスノキの楠、シキミの樒、ケヤキの欅、ススキの薄、スギの杉、カヤの萱、アズサの梓、ヨモギの蓬、ハジの櫨、カエデの楓、ツキの槻、フキの蕗、ヒノキの檜など、数えればきりがないくらい誤用が多いですね。