Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうかしあかちょこべえ

狂歌師赤猪口兵衛

夢野 久作

Leggi 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.418 caratteri · 79 schermate

Aozora Bunko

大公儀の役人というものは間男をして、盗人をして、カラクリ賭博を打って、罪もない娘を斬り棄てるのが役目かと、詰めてくれた」

「ハハハ。聞いただけでも清々する。見たかったなあ。彼奴の顔が……」

「月の光で見ると彼の生優しい顔が、鬼の様、釣り上ったがなあ。おのれ証拠が何処に在ると吐かしおったけに、何処にもない。ここに在る。この風呂敷の汚れを見い。この黒い血の痕跡と、女の髪の毛と、刀を拭いた汚れの痕跡と、風呂場の煤の跡が物を言う」

「アハハハ。よう出来た、よう出来た……」

「それでも得心せねばこの刀身の油曇に聞いて見いと言うたれば、眼の玉をデングリ返して言い詰りおった処を、真正面から唐竹割りにタッタ一討ち……」

「やや。斬んなさったか」

「斬らいで何としょう。生かいて置いては何処まで面倒になる奴かわからぬ。そこでガックリとなった奴を蹴返やいて、縄の端を解いてそこいらに在った道標の角石を結び付けた。それから懐中と言わず、袂と言わず小石を一パイに詰め込んで、刀と一緒に筑後川の深たまりへ蹴込んでくれた。アトの血溜りは枯草を積んで燃やいて置いたが……」

「浮き上りはせんかな」