Classici giapponesi con furigana
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Leggi 生々流転 (しょうじょうるてん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 297.521 caratteri · 586 schermate
をさすように解消されて来ました。嘉六は結果を報告して、
「一ばんごてると思った若旦那が案外あっさりしてなさったので救りました」
嘉六が池上から持出されたたゞ一つの条件は、この事件の有る無しに係らず、今後も蝶ちゃんとの交際は続けさして貰い度いという希望だったそうです。嘉六はこゝで例のちっ/\/\という笑いを笑いまして、
「どちらも我儘もの同志だから、これ以上、はたから墨縄をひいても無理でしょう。お二人は一対一の自由な資格で、これからはお交際なさいまし。そしてこれからの交際いは近頃でいう言葉のアミでございますかな。そういえば僕とこちらのお母さんもアミでございますかな」
またもちっ/\/\と笑って、嘉六にしてはこれが燥いでいる様子らしいのは、人間は大概な破局な道を辿りながらもどうやら虫の好く筋だけは通して行くという、番頭一流の持論に叶っていたためでもございましょうか。
母は、
「損得の判らない人間くらい、世の中に恐ろしいものはないね」
と、わたくしを睨んでまだ当てこすりを言っています。
嘉六の報告のあった翌日、池上家から公式に結婚解消の挨拶がありまして、二番番頭が揉手をしながら「この度は、何とも、はや」