Classici giapponesi con furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Leggi 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) di 高山 毅 (たかやまつよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.555 caratteri · 109 schermate
女こじきをいたわるお母さん
」
木刀をもってたっている兄さんの足もとに、お母さんはきちんとすわって、頭をたたみにすりつけんばかりにして、たのみました。兄さんも、こしをおろして、木刀をかたわらにおき、お母さんのまえに、だまって頭をさげていました。お母さんのうしろには、諭吉がおなじように、頭をさげていました。
女こじきをいたわるお母さん
それから二週間もたったでしょうか。よくはれた日のお昼ちかくに、着物はぼろぼろ、かみはぼうぼうの女こじきが、諭吉の家の門の外にたち、はいろうか、はいるまいかと、ためらっていました。それを、せんたくものをほしていた諭吉のお母さんが、目ざとくみつけました。
「まあ、おチエじゃないか。ひさしぶりだね。さあ、こちらへおはいり。」
と、庭のほうへよびいれました。おチエはすなおに庭のほうへはいってきましたが、右手で頭をなんべんもかいています。
「おや、おチエは、また、しらみをわかしたとみえるな。さあ、そこへおすわり。わたしがとってあげるから。」
と、庭の草の上にすわらせ、
「諭吉や、ちょっときて、てつだっておくれ。」
と、土間で木ぎれをけずっている諭吉に声をかけました。諭吉は、すぐにでてきましたが、