Classici giapponesi con furigana
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しほんたいへいき
私本太平記(四)
吉川 英治
Leggi 私本太平記(四) (しほんたいへいき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 229.324 caratteri · 458 schermate
六波羅ではあわてて一万騎の新手を急派し、また阿波の小笠原勢三千もそれへ向けかえて、破竹の赤松軍をやっと尼ヶ崎附近にとらえ、そこでは完全に打ちたたいた。
ために大敗を喫した赤松父子は、わずか十数騎で乱軍からのがれたほどだが、なにしろ円心入道というのは、よほどねばりづよい男らしいのである。またたちまち残兵をかりあつめて勢いを盛り直し、じわじわ敵を押し返しながら、今やまた洛外淀川から山崎近傍の山野も染めるばかりな旗じるしを林立させ、
「両六波羅へも、都の内へも、ほどなく赤松円心の兵が、一番乗りを名のるだろう」
と豪語して、いよいよ意気衝天の軍威である。
しかしこの猛気の軍勢に、一歩でも洛内の地を踏むことをゆるしたら、それこそ北条氏総司令部たる六波羅の府は、たちどころな大混乱におちいってしまうほかはない。
そこで六波羅全軍も今は死力の形相を呈していた。
一方には難攻の千早、金剛をひかえながら、また一方には、破竹の赤松勢を、洛外桂川の一線でくいとめていたのである。――以上が、名和義高のごく最近な中央報告の一端だった。
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そのころ四国方面では、伊予の河野党が、一族をあげて、