Classici giapponesi con furigana
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Leggi 花と龍 (はなとりゅう) di 火野 葦平 (ひのあしへい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 410.131 caratteri · 824 schermate
「とんでもありません。わたしの小さい力では、とてもそんな大仕事は出来ません。皆さんと力を合わせて努めるだけです。それに、組合が出来たら、わたしなどのような若造は引っこんで、先輩の年功の方に、組合長になって貰います。わたしは平組合員で結構です」
幾度も準備世話人会が開かれた結果、聯合組の古参小頭、進藤利三が組合長に決定した。金五郎は、責任ある位置につくことを堅く固辞したけれども、満場の推挙で、副組合長の役に据えられた。
小頭組合発会式の報を聞いた友田喜造は、
「ふン、半年もつづいたら、お目にかからんよ」
と、せせら笑ったということであった。
品川信健が、「若松実業新聞」の社説で、金五郎を賞讃した。漢学をやったという筆者の論調は激越で、これを読んだ金五郎を当惑させた。
「暴力をもって、正業の人士を扼す。それ何ぞ、鬼畜に類するや。正義の徒、断乎、起つべし。最後の勝利は、吾にあり」
「吉田一派の弾圧と迫害とに屈せず、遂に小頭組合を結成せる玉井金五郎君に、満腔の拍手を送る。吾、彼に一個の英雄を見たり。百万人といえども行かんの気概、壮とせざるべけんや」
「同志よ、暗黒の中に、炬火をかかげたる玉井金五郎の後に続け」