Classici giapponesi con furigana
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くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
Leggi 苦心の学友 (くしんのがくゆう) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.732 caratteri · 332 schermate
僕はまだ朝飯前です」
「よしよし。しかしきみは臭いよ、実際」
「行水だけじゃだめです。お風呂を命じてください」
「早速いいつける」
「杉山、実際臭いぞ」
と照正様は三尺ばかりひきさがっていた。
「自分ではそうは思いません。もう慣れたんでしょう」
と杉山は臭いもの身知らずだった。
「落ちるにも所がありそうなものだった」
と照常様が笑った。
「いや、液体だったから、助かったんです。まっさかさまでしたから、地面だったら首の骨をくじいています」
「安斉先生はほんとうにそんなに強いのかい」
「お強いです。力がありますぜ」
「それにしても老人じゃないか? きみがもろすぎたんだろう?」
「ちょうどしょい投げをくうようなかっこうにからだを持っていってしまって、なんとも仕方がなかったんです。エイッといわれた時、もうだめだと思いました」
「関口流だそうだ」
「ヤワラでしょう? 柔道なら負けないんですが」
「ヤワラも柔道も同じだよ」
「ハッハハハハ」
「先生はきみだってことを知っていたんじゃなかろうか」
「なんともわかりませんな。僕はゆうべはむやみにくしゃみが出ましたから」
「ふうむ」
「先生はなんとおっしゃっていましたか?」