Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あらほうし

荒法師

山本 周五郎

Leggi 荒法師 (あらほうし) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.734 caratteri · 36 schermate

Aozora Bunko

のである。忍城は成田氏長の守るところだったが、氏長はやはり兵を率いて小田原へ去り、城には氏長夫人と三百そこそこの兵しかいなかった。氏長夫人はいかにも武将の妻らしく館林へ合体することを拒み、微々たる守兵と武器を以て石田軍に挑戦したのであった。「奥方さまのけなげなお覚悟を聞いて」と七兵衛はつづけて云った、「……領民たちは逃げる者もなく、竹槍を持ち米を担いで、ずいぶん大勢の人数が城へ入りました、また城へ入らぬ者もそのところに踏み止まり、どこまでも後詰の役をつとめようと頑張っております」「だがそれで、どうして寺が焼かれたのだ」「本陣に使うから明け渡せと石田軍から使者があったのです、さすがに方丈さまは承知なさいませんでした、寺を戦の道具には貸せぬ、そう云ってお断りなすったものですから、とうとう火をかけられたのだそうでございます」慧仙和尚や僧たちは持田村の檀家へたち退いたという、あらましの話を聞いて俊恵はふかい太息をついた、――まさに修羅の巷が現前したのだ、そう思った、そして自分はこの渦に巻き込まれることなく、求道ひと筋の修業に出よう、仏像を棄て寺を棄て、身ひとつになって仏法の神髄をさぐる