Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

丹「誠に有難うごぜえます、私は此の千代さんの家の年来の家来筋で、丹治と云う者で、成程是れは此の人が割ったかも知れねえ、割りそうな顔付だ」

權「黙って居なせえ、お前らの知った事じゃアない、えゝ殿様、誠に羞かしい事だが、此の千代が御当家へ奉公に参った其の時から、私は千代に惚れたの惚れねえのと云うのじゃアねえ、寝ても覚めても眼の前へちらつきやして、片時も忘れる暇もねえ、併し奥を働く女で、台所へは滅多に出て来る事はありやせんが、時々台所へ出て来る時に千代の顔を見て、あゝ何うかしてと思い、幾度か文を贈っちゃア口説いただアね」

長「黙れ、其の方がどうも其の姿や顔色にも愧じず、千代に惚れたなどと怪しからん奴だなア、乃で手前が割ったというも本当には出来んわ、馬鹿々々しい」

權「それは貴方、色恋の道は顔や姿のものじゃアねえ、年が違うのも、自分の醜い器量も忘れてしまって、お千代へばかり念をかけて、眠ることも出来ず、毎晩夢にまで見るような訳で、是程私が方で思って文を附けても、丸めて棄てられちゃア口惜しかろうじゃアござえやんせんか」

長「なんだ……お父さまの前を愧じもせんで怪しからん