Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

男は、土間で米を搗いていました權六という、身の丈五尺五六寸もあって、鼻の大きい、胸から脛へかけて熊毛を生し、眼の大きな眉毛の濃い、髯の生えている大の男で、つか/\/\と出て来ました。

六

此の時權六は、作左衞門の前へ進み出まして、

權「はい少々御免下さいまし、權六申上げます」

長「なんだ權六」

權「へえ、実は此の皿を割りました者は私だね」

長「なに手前が割った……左様な白痴たことを云わんで控えて居れ」

權「いや控えては居られやせん、よく考えて見れば見る程、あゝ悪い事をしたと私ゃア思いやした」

長「何を然う思った」

權「大殿様皿を割ったのは此の權六でがす」

作「え……其の方は何うして割った」

權「へえ誠に不調法で」

作「不調法だって、其の方は台所にばかり居て、夜は其の方の部屋へまいって寝るのみで、蔵前の道具係の所などへ参る身の上でない其の方が何うして割った」

權「先刻箱の棧が剥れたから、どうか繕ってくんろてえから、糊をもって私が繕ろうと思って、皿の傍へ参ったのが事の始まりでごぜえます」

千「權六さん、お前さんが割ったなどと……」

權「えーい黙っていろ」