Classici giapponesi con furigana
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はだかぎ
裸木
豊島 与志雄
Leggi 裸木 (はだかぎ) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.049 caratteri · 33 schermate
それに、僕はそう遊んでやしないよ。」
「そうかも知れないがね……。」
「いや本当だ、誤解しちゃ困る。あの晩は、どうも話の調子が変だったものだから……。」
「いや……君に逢ってよかった。……度々やって来て、邪魔じゃないか。」
「度々って、まだ……二度きりで……。」
「うん、これからのことさ。」
「いやちっとも……。気が向いたら、毎日でもいいよ。」
「毎日は来ないがね。……実際、君んところの赤ん坊はいい。僕はあれから、どんな赤ん坊だか一つ見てやれと、そんな気になって……。」
「すると、案外上等だったってわけか。」
佐野は首を縮こめて苦笑したが、武田は落付払っていた。
「上等だかどうだか、そいつあ分らないが……一体赤ん坊というのは、素敵なものなんだね。」
「どうして……。」
「全く自然で生々としてる。」
「当り前じゃないか。」
「然し、随分いじけた赤ん坊だってある。」
「そりゃあ、病気なんだろう。栄養不良とか、どこか悪いとか、兎に角健全じゃないんだ。健全な赤ん坊なら、どんな赤ん坊だって、自然で生々としてる筈だよ。一番生育の盛んな、伸び上ろう伸び上ろうとしてる時なんだから……。」
「いや僕は精神的に云ってるんだ。