Classici giapponesi con furigana
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せきがいせんおとこ
赤外線男
海野 十三
Leggi 赤外線男 (せきがいせんおとこ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 38.889 caratteri · 78 schermate
私が呆然としていますと、今度はガチャーンと物凄い音がして、あの装置が破裂したんです。真空管の破片が飛んできました。大きな廻転盤が半分ばかりもげて飛んでしまう。つづいてガチャンガチャンと大きなレンズが壊れて、頑丈なケースが、薪でも割るようにメリメリと引裂かれる。私は胆を潰しましたが、ひょっとすると、これはこの装置で見たことのある赤外線男ではないかしらと考えると、ゾーッとしました。見る可からざるものを視た私への復讐なのではないかしらと思いました。私はソッと逃げ出し、室の隅ッこにでも隠れるつもりで、寝床から滑り下りようとするところを、ギュッと抱きすくめられてしまいました。それでいて身の周りには何の異変もないのです。しかし身体の自由は失われて、恐ろしい力がヒシヒシと加わり、骨が折れそうになるので、思わず『痛い、助けて呉れ』と怒鳴りました。ところがイキナリ、ガーンと頭へ一撃くってその場へ昏倒してしまったのです。それから途中、全然記憶が欠けているのですが、イヤというほど横ッ腹に疼痛を覚えたので、ハッと気がついてみますと、私は妙なところに載っているのです。それが先刻、皆さんから降ろしていただいたあの背の高い変圧器の上です。