Classici giapponesi con furigana
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まぶたのはは
長谷川伸傑作選 瞼の母
長谷川 伸
Leggi 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) di 長谷川 伸 (はせがわしん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.753 caratteri · 192 schermate
家のおかみさんが年よか十も十五も若いことでしょう。
おはま うふふふふふ。
お登世 きょうは淡州様のお留守居さんだったね。じゃおッかさん。
おはま あいよ。おふみ、気をつけてやっておくれ。
お登世、おふみは廊下の奥へ入る。おせうは残って片付け物をしている。
口論の声が聞える。
おはま 五月蠅いね、呶鳴ってるのは藤公だね。
おせう 板前さんの声もしてますね。
口論の声に皿の破れる音が混る。
おはま (疳を起して)おせう。行って左様おいい、いい加減にしろッて。喧嘩をしてる奴はみんなここへ雁首を揃えて来いって。
おせう はあい。(急いで行く)
善三郎 (板前の仕事着で、廊下へ出て来る、おせうに眼もくれず、部屋の敷居外で)ご免ください。
おはま 板前さん。またやってるね。五月蠅いねえ。
善三郎 飛んでもねえ奴だもんですから、それでああ哦鳴り立てたので、もう片付きかけてますから、でねおかみさんがもしひよッと、何だろうとお思いなすって、お顔をお出しになると面倒だから、それをお断りに出ましたんで。(立ちかかる)
おはま 何だって、あたしに顔を出すなっての、頼まれたって顔は出さないよ、そのためにお前さんが控えてるのじゃないか。