Classici giapponesi con furigana
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やみよのうめ
闇夜の梅
三遊亭 円朝
Leggi 闇夜の梅 (やみよのうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.133 caratteri · 44 schermate
男「左様でげすか、じゃア御免なせえまし」
粂「さ、何卒此方へ」
男「へい」
紺足袋の塵埃を払って上へ昇る。粂之助は渋茶と共に有合の乾菓子か何かをそれへ出す。
男「いえ、もうお構いなせえますな、へい有難う、え、貴方にはお初にお目にかゝりますが、私は千駄木の植木屋九兵衞という者でございまして」
粂「へえへえ」
九「実ア其の、昨夜、お嬢様が突然に私ん処へおいでなすったんで」
粂「え、嬢さんと仰しゃるのは……………」
九「へえ鳥越桟町の甲州屋のお嬢さんで」
粂「へえー、何ういう理由で貴方の処へお嬢様が……」
九「いや、これは解りますめえ、斯ういう理由なんでげす、あのお嬢さんが二歳の時に、私の母親がお乳を上げたんで、まア外に誰も相談相手が無いからって、訪ねておいでなすったから、母親もびっくりして、まアお嬢さん、今時分何ういう理由で入らしったてえと、犬に吠えられたり何かして、命からがら漸うの事でお前の処へ来た理由は、誠に乳母や面目ないが、長らく宅に勤めて居た手代の粂之助というものと、人知れず懇を通じて夫婦約束をした、処がお母さんが世間の口がうるさいから一時斯うはする