Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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やみよのうめ

闇夜の梅

三遊亭 円朝

Leggi 闇夜の梅 (やみよのうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.133 caratteri · 44 schermate

Aozora Bunko

番「さ、粂之助、此の巾着が出る上は貴様がお嬢様を殺したに相違あるまい」

と責めつけたから、座中の人々互に顔と顔を見合せ、鳶頭も甲州屋の家内も実に驚いて、「よもや粂之助がお梅を殺して五十両という金子を取りはすまい」とは思うが、金子が出た。見ると五十両ではなくして八十両の包み金、表書には「本堂再建普請金、世話人萬屋源兵衞預る」と書いてあったから、誰より驚いたのは玄道和尚で、ぶる/\震えながら、

玄「ま、これ粂之助、ま、此の金子は何うした」

粂「はい/\申し訳がございませぬ」

玄「これはまア……番頭さん、鳶頭、又御当家の御家内様まで、粂之助がお嬢様を殺して金子を取ったろうという御疑念をお掛けなさるは御道理の次第でござる、なれども、此の儀に就いては私より少々粂之助へ申聞けたい事がござれど、少しく他聞を憚りまする故、何所か離れたお居間はござりますまいか、余り人様のお出のない所を拝借いたしたいもので」

内儀「はい/\、あの鳶頭、奥の六畳へ連れて行ったらよかろう、離れてゝ彼所が一番静でもあり人が行かないから」

鳶「宜いかね、大丈夫かえ和尚様」

玄「いえ、決して逃しは致しませぬから、御安心なすって……さア来い」