Classici giapponesi con furigana
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あおいめがね
青い眼鏡
野村 胡堂
Leggi 青い眼鏡 (あおいめがね) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.201 caratteri · 24 schermate
二
此処に居る人達はみんな島さんに賛成しちゃって、宇佐美さんはたった一人ぼっちなの、貴方はどちらに賛成なさるお積り?」
「面白いわね、芳野さんは一体何方の組なの、それを聞いてから私の態度もきめるワ」
「あら、ずるいわ――私には何が何んだか判らないけれども、平気で人を殺したり、お金を取ったりする、泥棒の肩は持てないような気がするワ」
「そりゃ泥棒が悪いに極って居るが、善い悪いは別として、捕まるか捕まらないかって事になれば、私は島さんの方に賛成するわ、警視庁にも花房一郎なんて、名探偵とか何んとか言われる人もいるにはいるけれども、近頃はタガが緩んで、すっかり駄目になっちゃった様ね、島さん」
「花房一郎? あんな者はもう時世遅れだよ、岡っ引に背広を着せたような探偵に、最新式の知識を応用する、大谷千尋は捕まる筈は無い」
島幾太郎は我が意を得たりとばかり、美容術師の方を振り向いて莞爾します。
「あら、島さんはなかなか話せるわね、その点で握手しましょう」
「よかろう」
向い合って、両方から差し延べた手が、丁度食卓の真ん中でピタリと合います。
二
「花房一郎をとがめるのは無理だよ、つい此間まで病気で寝こんで居たって言うじゃないか、それに」