Classici giapponesi con furigana
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あおだけ
青竹
山本 周五郎
Leggi 青竹 (あおだけ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.622 caratteri · 29 schermate
「槍を敵の胴へふかくつけました場合に、これをひき抜くことはなかなかむつかしいものでございます、ことに鎧胴を徹しまするといっそう困難なうえにへたをするとつけこまれます、されば乱軍のおりなどには、槍をつけると同時にそれを突っこんだままにして置き、太刀を抜いて討ちとめるのが手勝ちでございます」「そうか、槍は胴へ突っこんだままにして置き、すぐに刀を抜いて斬るというのだな」「そう致しますと勝負も早く、また一倍とはたらきも自在でございます、しかし」とかれはしずかにつづけた、「いかにそれがよくとも、敵ひとりに槍ひと筋ずつ捨ててゆくわけにはまいりません、そこでわたくしは竹槍を遣うことを考えつきました、竹槍なれば五十や百なにほどのことでもなし、また試みましたところでは鎧胴などへもなかなかよく徹り、むしろ遣いようによっては鑓よりも役に立つように心得ました」「けれども五十本百本という竹槍を持って戦場を駆けまわることはできまい」「わたくしは三十本ずつ束に致しまして、小者どもに担がせて置きます、敵にであうたびに之を抜きとって遣いますので、べつに不自由はございません」
「ほう、小者たちに担がせて、それは面白いな」