Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おうごんひょう

黄金豹/妖人ゴング

江戸川 乱歩

Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate

Aozora Bunko

」

その音は、だんだん大きくなって、耳のこまくが、やぶれるほどの恐ろしい音になりました。そして、

「ワハハハハ……。」

と、いきなり、人間の笑い声が聞こえてきたではありませんか。

「あいつです。ゴングが電話をかけてきたのです。」

花崎さんは、そこにいた明智探偵に、そっと、ささやきました。

「じゃあ、それをわたしに、おかしなさい。わたしが応待します。」

明智は、花崎さんの手から受話器をうけとって、あいてにどなりつけました。

「きみは、だれだっ?」

「ワハハハハ……、そういうきみは、だれだね。花崎検事かね?」

「ぼくは、明智小五郎だっ!」

「あっ、明智が、そこにいたのか。いや、ちょうどいい。それでは、きみと話そう。……おれがだれだか、むろん、わかっているだろうね。」

あいては、人をばかにしたような、ふてぶてしい調子で、ゆっくり話しかけてきました。

「ぼくに、話があるというのか。」

明智探偵も、おちつきはらっています。

「きみのほうこそ、ぼくに聞きたいことがあるというんじゃないかね。」

あいても、自信まんまんの、調子です。

「べつに聞きたいこともないね。ぼくは、なにもかも知っている。