Classici giapponesi con furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
そして、いまにまた、みんなの、どぎもをぬくようなことを、はじめるかもしれませんぞ。」
じいさんは、そういって、またニヤニヤと、うすきみ悪く笑うのでした。
しかし、いつまでも列車をとめておくわけにはいきませんので、車掌と運転手は相談のうえ、乗客たちを、のこりなく客車にのせて、そのまま発車することにしました。
警官は宝石を盗まれた宝石商に、くわしく、事情を聞きとりました。もとの席にもどった乗客たちは、もう眠るどころではありません。黄金豹が列車のどこかにかくれていて、また、すがたをあらわすのではないかと、びくびくしながら、一夜をあかしました。
「こんな、いのちがけの汽車には、乗っていられない。」と、途中の駅でおりてしまった人も、すくなくありません。
さっきの白ひげのじいさんは、どこへいったのでしょう。べつに途中でおりたようすもないので、どこかに乗っているのでしょうが、だれも、あのじいさんを見たものはないのです。
あやしいじいさんです。さっきは、なぜあんなことをいったのでしょう。
「いまに、みんなの、どぎもをぬくようなことがおこる。」といいました。どうして、じいさんは、それを知っているのでしょう。