Classici giapponesi con furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Leggi お蝶夫人 (おちょうふじん) di 三浦 環 (みうらたまき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.730 caratteri · 242 schermate
日本でも昔から義太夫や長唄をやる人達は、咽喉に障るからといって茄子や里芋を食べない、お刺身のワサビも食べなかったものです。シャリアピンがスパゲッティで怒るのも無理はなかったのです。ただお皿を叩き壊したのがわがまますぎたのです。
こうして咽喉を大事にした上、オペラシンガーはステージが真剣勝負とおなじなのです。一度ステージで失敗したら、その悪評を取返すのは大変なことです。これもヴエノスアイレスで私が実際に見聞きしたことですが、ティナー・パッジというソプラノが歌劇「ルチア」をうたった時に、有名な、コロラチルラソプラノの咽喉の芸術のさわりといわれる「ルチア狂乱の歌」で高いMiの音をとりはずして、一オクターブ下のMiの音でうたってしまったのでした。この歌は欧米ではオペラファンでなくても誰でも知っている有名な歌ですし、殊にヴエノスアイレスのお客様は耳が肥えているから、このパッジの失敗にみんなゲラゲラ大声で笑い出してしまったのです。それでオペラハウスの支配人がすぐさま幕をおろしてしまいましたが、パッジはたった一箇所Miの音をとりはずしたために、何万ペソという契約金をふいにしてヴエノスアイレスから追い帰されてしまいました。