Classici giapponesi con furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Leggi こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 142.761 caratteri · 278 schermate
三、母と手毬
これは『民謡覚書』という本の中に、くわしく書いておいたから、大きくなってから読んでごらんなさい。われわれの持ち伝えている手毬歌のなかには、気をつけて見ると二通りの種類がある。その一つは、やや間の早いつき毬の歌で、
とんとん叩くは誰さんじゃ
とか、または
つくつくぼうしはなぜ泣くね
とかいうような、歌の言葉からもそれとわかるものがある。今ひとつのほうは揚げ毬といって、空に向かって、二つまたは三つの手毬を投げあげて、手に受けてはまた揚げるという動作をくり返すあそびで、このほうは毬の高低によって、歌の節を長くも短かくもするのがまたおもしろく、これならば弾まぬ手毬でも遊ぶことができた。わたしなどの小さかったころには、もうこの二通りの遊び方はともに行なわれていたけれども、わたしの母などの楽しんで歌ったのは、主としてこの高く揚げるほうの手毬歌であった。
三、母と手毬
わたしの母は、今いきていると百六歳ほどになるのだが、もう五十年も前になくなってしまった。男の子ばかりが八人もあって、それを育てるのに大へんな苦労をして、朝から夜までじっとしている時がないくらい、用の多いからだであったのに、おまけに人の世話をすることがすきで、よくたのまれては若い者に意見をしたり、家庭のごたごたの仲裁をしてみたり、とかくりくつめいた話が多く、どちら