Classici giapponesi con furigana
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
Leggi だいこん di 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 153.732 caratteri · 303 schermate
いかにも似つかわしいキラキラした朝だ。これからユテリティ・フォイスト(実理第一)のアメリカン・ウェイ・オブ・ライフ(米国生活式)にしたがって、せっせとアメリカン・コモンウェルスの勉強でもはじめよう。
夕食に食堂へ降りて行くと、洋銀の丸蓋をかぶせた大きな肉皿が出ていた。どうやら恒例の〈の丸焼〉らしい。なにかお祝いがあるたびに、家の※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)が一羽ずつ最期をとげる。それにしてもこんな日にお祝いなんてのはどう考えてもおかしい。パパが入ってきて食卓を見ていたが、はたして疑問をおこした。
「これはどういうお祝いなんだね」
パパのグラスにイクィエムを注いでから、ママが悠然といった。
「調印式の日取がきまりましたそうですね」
「九月二日にきまった。なるほどそのためならお祝いぐらいしていいわけだ。これだけの戦争の終りがピストル一発ひびかずにすんでしまったというのは、なんという偉大な出来ごとだろう。何世紀かかかって行きつこうとしているところへ、なんのこともなく一挙に到達してしまった。これはもう最高のヒューマニズムといったようなものだね」
ママが湿っぽい声でいった。