Classici giapponesi con furigana
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ふしぎなひと
ふしぎな人
江戸川 乱歩
Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate
ほら、林さんのせなかの上で、きらきらひかってまわってるだろう。ヘリコプターとおんなじだ。プロペラのちからでとんでいるんだよ」
たけしくんは、そういって、目をまんまるにしてそらをみつめました。
林さんは、あのプロペラをまわすきかいをせなかにくくりつけてとんでいるのでしょうか。そんなべんりなきかいがあるなんて、きいたこともありません。
林さんはえらいはつめいかなのでしょうか。
だれもしらないふしぎなきかいをはつめいするので、まほうつかいのようにみえるのでしょうか。
「あらあら、もうあんなに小さくなったわ」
「ほんとだ。もうからすぐらいの大きさだね。いまに、すずめぐらいになって、そして、みえなくなってしまうよ」
まっくろなふしぎな鳥は、たかくたかく、そらにまいあがって、たけしくんがいったとおり、すずめぐらいの大きさになり、それから、ちょうちょうぐらいになり、はえぐらいになり、そして、とうとうみえなくなってしまいました。
「どこへ行ったんでしょう。てんにのぼってしまって、もうかえってこないのじゃないかしら」
きみ子ちゃんは、かなしそうなかおになって、なみだぐんでいました。