Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふしぎなひと

ふしぎな人

江戸川 乱歩

Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.

N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate

Aozora Bunko

ポケットくんが、おどかしに使っただけだよ」

明智たんていが、さもおかしそうにわらいました。

「しまった」

とさけんで、二十めんそうは、ピストルをなげつけました。さっき、からのピストルに手をあげたのかと思うと、くやしくてたまらないのです。

かれは、いきなり、明智たんていにとびかかっていきました。

またしても、大かくとうが始まりました。二十めんそうも強いが、明智たんていも、じゅうどうの名人です。おそろしい組みうちがつづきました。

ちょうど、そこへ、五人のけいじがかけつけてきました。そして、二十めんそうは、とうとう手じょうをはめられてしまったのです。

二十めんそうがつかまったと聞いて、木村さんは、たけしくんときみ子ちゃんをつれて、そこへやって来ました。

小林くんは、しばられているポケット小ぞうのなわをとき、さるぐつわをはずしてやりました。口がきけるようになると、ポケット小ぞうはすぐに、二十めんそうをどなりつけました。

「ざまあ見ろ、とうとうつかまっちゃったじゃないか。明智先生は、えらいだろう。おまえなんか、かないっこないよ」

ポケット小ぞうは、もと、ちんぴらですから、ことばづかいが悪いのです。