Classici giapponesi con furigana
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ボロやのしゅんじゅう
ボロ家の春秋
梅崎 春生
Leggi ボロ家の春秋 (ボロやのしゅんじゅう) di 梅崎 春生 (うめざきはるお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 129.411 caratteri · 263 schermate
野呂は毎朝六時に起き、学校に行き、午後四時にはキチンと戻ってくる。僕とは違ってなかなか几帳面な生活でした。僕なんか面倒くさがり屋だから、自炊と外食をチャンポンにしていますが、野呂は自炊の一点ばりです。近いうちに田舎から老母を呼んで一緒に暮そうと思うがどうだろう。そう一度彼は僕に相談を持ちかけたので、いいだろうと答えておいたのですが、後で考えるとそれは、老母が一人ふえても家賃の割前はそのままだぞ、という意味だったらしいのです。とにかく彼は営々として倹約し、削れるところは少しでも削り、それをどしどし貯金の方に廻しているらしい気配がある。食事についてもそうです。彼は夕方や日曜を利用して、庭木を勝手に引き抜いて、そのあとにせっせと畠をたがやし始めた。初め僕はそれを黙って見ていたが、その畠の領域が見る見る庭全体に拡張しそうになって来たので、あわててそれを差止めました。野呂はれいによって、どんな権利で差止めるのかと文句を言ったが、結局は庭の半分だけを使用するという事に落着きました。そしてどこから持って来たのか、垣根のところにへんな灌木を何本もさし木をした。