Classici giapponesi con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
そうすれば一斗五升位は持って来れる。そうして一年三百六十五日汽車に乗ってあちこちしていれば、暮しが立つと言う。こんならくな稼業は無い。第一、そうなると、殆んど汽車の中が宿屋で暮せるんだから、此処の室にこうして厄介にならずに済むからね、ははは。
柴田 ……そりゃまあ、なんだが……此処にはいつまで居てくれても、私らはかまわんが――
三平 しかし、兄さんの方だって、三瓶の方から立退きを迫られているんでしょうが?
柴田 ……そりゃまあ、あけてくれと言っちゃ来ている。しかし三瓶さんの方じゃ、とにかくまあ、疎開先で腰を落着けて居られるんだから――それに此処だって、使えるのはまあ此の室だけで、どうせ三瓶で取戻して見てもチャンと住まえるわけはなし、それを話して当分、まあ、居さして貰うとして。――それよりも、その、君が、闇屋になると言うのは……なんとか他に方法は無いもんかねえ?
三平 そら始まった。
柴田 いやいや、私の言うのはだな――
三平 たいがいにしなさいよ、あなたも。ねえ誠君?(誠、答えず。うつむいて鉛筆を動かしている)そうでしょぅ? 生命をつないで行くために、人間がしちゃいけない事なんか、世の中に何一つ有りゃしませんよ。