Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
馬鹿な、いっしょに飛び降りることはない!
私 若宮さんと浮山君が喧嘩をした?
舟木 若宮が電話をかけようとするのを、浮山君がいきなリなぐり倒した。あんな男じゃないと思っていた。取組み合いになって、若宮は鼻から血を出している。
私 ……狂人だろうか? 須永は?
舟木 ノイローゼ。病識が有る。しかし、それがわれわれの方で言う病識か、ただ一般的に、つまり思想的な言い方での、自分は病気だと言うのか、そのいずれか、この程度ではハッキリしない。変質者であることは確かなようだ。しかしそれも遺伝関係のデータを調べなければハッキリしない。むしろ、その相手の、先に一人で自殺したと言う娘さんの方に一種のパラノイヤのような――つまりセックス・フォビヤがあったのではないかな。
私 聞いたのか?
舟木 戦争からの影響――つまりアプレゲール現象だで、世間はこういう事を片づけたがる。しかし因って来る所はもっと深い。断絶だ。これは断絶。崖を踏み切った。足はもう地面を踏んでいない。
私 断絶? うむ。
舟木 無数の断絶者が生れつつある。この世の、崖っぷちのこっち側の考えで、死んでるとか生きてるとか言って見ても無駄。