Classici giapponesi con furigana
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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
Leggi 下谷叢話 (したやそうわ) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.971 caratteri · 246 schermate
席間の作中「客来窮巷深泥裏。門掩連陰綿雨時。三載淡交直如水。一宵清話自成詩。」〔客ハ来リ窮巷深泥ノ裏/門ハ掩ヅ連陰綿雨ノ時/三載淡交直水ノ如ク/一宵ノ清話自ラ詩ヲ成ス〕という聯句がある。雲濤が海棠詩屋は狭い路地の奥にあったと見える。霖雨のために路のわるかった事は昔も今も変るところがない。
竹内雲濤は江戸の人、通称を玄寿、名を鵬、字を九万という。雲濤また酔死道人と号した。西島大車のつくった墓誌によるに、雲濤は小倉藩の医山上準庵の次男で、同藩の医竹内氏の家を嗣いだが、医者となることを好まず、梁川星巌に従って詩を学び、某氏の子を養って家をつがせた。後に養子が罪を得て主家を追われたため、雲濤は家族を引連れ諸処に流寓していたという。横山湖山の「詩屏風」に雲濤の為人を記して次の如くに言ってある。「九万ハ性放誕不羈、嗜酒任侠、動モスレバ輙チ連飲ス。数日ニシテ止ムヲ知ラズ。ヤヽ意ニ当ラザレバ則チ狂呼怒罵シテソノ座人ヲ凌辱ス。マタ甚生理ニ拙シ。家道日ニ日ニ艱シム。琴嚢書典売シテ殆尽ク。是ヲ以テ朋友親戚挙ッテソノ為ス所ヲ咎ム。シカモ九万傲然トシテ顧ズ。誓フニ酔死ヲ以テ本願トナス。