Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.105 caratteri · 337 schermate
わざわざすえたってえのが怪しいですよ」
「怪しけりゃ、お秋がちっとばかりくせえじゃねえかよ。おまえ、にんにく灸はどこに売ってるか知らねえかい」
「知ってますとも! 薬屋にきまってるんですよ! ほらほら! あそこにも薬屋があらあ。何を洗うんですかい。用があるならひとっ走りいってめえりますが、にんにく灸の百両ほども買ってくるんですかい」
「能書きを聞いてくるんだ。気欝の病封じにすえてくれたとぬかしたが、お秋めとんでもねえ気欝封じをしたかもしれねえ。何々にききめがあるか、よく聞いてきな」
「がってんのすけだ」
飛んでいった姿がくるくると舞いながら帰ってくると、意外なことをいったのです。
「ふざけていやがらあ、気欝封じなんてまっかなうそですよ。ありゃ胃にきく灸だというんだ。おまけに、あいつをすえたら急に眠くなって、死んだように寝込むというんですよ」
「なにッ、眠り灸! 眠くなる灸だってな。ふふん、そうか! さては、お秋め、ひと狂言書いたな――来い! 逆もどりだ。啖呵を聞かしてやるよ」
乗りこんでいったところは、今のさき風に吹き流されている人のようにふらふらと出てきたばかりの、あの大西屋でした。