Classici giapponesi con furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Leggi 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) di 野村 あらえびす (のむらあらえびす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 344.837 caratteri · 680 schermate
深さもあり渋味もあり、そして波瀾も蔵している。
この人の演奏を聴いていると、私は日本の能楽や茶の湯を思い出してならない。この演奏の色調はさびであり、その情緒は、もののあわれに似たものである。静かな『月光ソナタ』や、落ち着き払った『熱情ソナタ』から、私はこの人の温乎たる風貌と、高い教養とを窺い知ることが出来る。レコードは、
『月光ソナタ』(ベートーヴェン)
(ビクター六五九一―二)
『熱情ソナタ』(ベートーヴェン)
(六六九七―八)
『幻想曲』(シューマン・作品一二)
(JD九〇八―一一、名曲集六三六)
『即興幻想曲』(ショパン)
(JD五六〇)
以上四種しかない。『月光ソナタ』と『熱情ソナタ』は吹込みの古いのが欠点で、一風格を楽しむ人には面白かろう。
シューマンの『幻想曲』は新しい録音で、曲の面白さと、バウアーの地味な演奏が、程よい折合いを遂げて、心憎きレコードの一つだ。私は愛玩している。『即興幻想曲』は、こんな甘美な曲を、こんなに平坦に弾けるものかと驚かれるほどだ。ほかにフロンザリー弦楽四重奏団と演奏したブラームスの『五重奏曲=ヘ短調(作品三四)』(六五七一―五、名曲集一〇)がある。