Classici giapponesi con furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Leggi 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) di 野村 あらえびす (のむらあらえびす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 344.837 caratteri · 680 schermate
この「――野育ちの青年が、水車小屋の娘に恋して、一度は得意と幸福の絶頂に押し上げられながら、黒い髯を生やした恋仇の猟人が現われて、女と望みを一緒に失って行く――」という浪曼的な一聯の歌曲を、どんなにドゥハンは真面目に、手一杯に歌っていることか、特に八番目の「朝の挨拶」、十三番目の「緑色のリボンもて」などは、曲としてはこの集のうちで決して優れたものではないが、ドゥハンの素質から来る可愛らしさが沁み出して、思いのほかの儲けもののような出来栄えであった。
五番目の「夕焼け」、九番目の「水車屋の死」、十番目の「涙の雨」、十八番目の「萎れた花」、十九番目の「水車屋と小川」――以上のような、悲しい色調を帯びた歌も、シューベルトの後期の歌(『冬の旅』や『白鳥の歌』)にあるような腹の底から陰惨な歌と違って、極めてロマンティックな若々しさがあるためか、ドゥハンの明るい朗かさに妨げられないばかりでなく、この人にとってはことに良い題材でさえあったようである。
強いて言えば、オペラの歌手としても相当知られているらしいドゥハンが、一向表現に劇的誇張がないのはいいとして、総体にニュアンスの不足なのは不思議なことである。