Classici giapponesi con furigana
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かいそうろく
回想録
高村 光太郎
Leggi 回想録 (かいそうろく) di 高村 光太郎 (たかむらこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 35.774 caratteri · 71 schermate
あれは幾度やってもうまく出来ないので鋳掛けで埋めた。一番よく鋳金が出来たのは楠公の像である。一番酷かったのは、大きいだけに日蓮の像で、桜岡三四郎という人が鋳金を引受けてやったのである。岡倉さんの時代には総て学校が綜合的に動いていて、彫刻もやれば大工の仕事も見る、鋳金も見学するという風で生徒の為によかったろうと思う。又学科では彫刻の生徒も日本画等をやった。私等も粉本などを稽古した。大観、春草等の人がいろいろなものを描いた時代を見て覚えている。
ところが正木さんが校長になってからは、そのようなことはパッタリ止めになって、純粋に学校組織になり、事務の執り方から総てが西洋風になり、制服も洋服になった。それまでは例の闕腋である。先生もきちんと時間までに登校し、一定の時間に帰る。官吏服務規定など見せられて、官吏は学校以外で私の仕事をしてはいけないということが書いてあるので、父は驚いて「もう家では仕事は出来ない。」と言い出した。それで暫く家の方に来る註文の仕事は決してやらなかった。そのうちに解釈が違うので、自分の仕事をしてもいいということが分って、「何だ馬鹿馬鹿しい。