Classici giapponesi con furigana
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
Leggi 国枝史郎歴史小説傑作選 (あかげっと しなあちこち) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.334 caratteri · 121 schermate
十二階、憲法十七条を定め、朝礼を改正し、暦日を採用し、四天王寺、法隆寺等の世界的優秀の寺院をも建立し、儒教の思想を咀嚼し仏教の教理を摂取し、しかも日本古来よりの神道をその上に位せしめ三位一体的に日本の文化を推進めて居る。何んぞ支那の文化に劣ることがあろうや。――この御信念の下に発せられたのが彼我対等の国書だったのである。しかし上流階級はいう迄もなく中流階級までも支那を日本よりも格段に文化国であり強大国であると思い込んでいたこの時代に於て、敢然と彼我対等の外交を行わせられた聖徳太子様の御信念と御勇猛心とは真に讃仰せざるを得ない事柄であり、太子様の執られた外交こそは、平和外交中での硬外交の代表的のものと申上ぐべきであろう。
小野妹子の帰朝に際し煬帝は裴世清という家臣を随行させ煬帝よりの国書を奉呈せしめた。その文章の中に「皇帝倭皇に問う」という文字があり、その他不遜の言辞が連らねてあったので、天皇陛下に於かせられては、その国書の礼に適えるや否やを聖徳太子様にお問い遊ばされたところ聖徳太子様には「これは天子の諸王侯に賜わる書の形式ではありまするが「皇」字を用いれば礼無しとも申されませぬ」