Classici giapponesi con furigana
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キリストしんとのなぐさめ
基督信徒のなぐさめ
内村 鑑三
Leggi 基督信徒のなぐさめ (キリストしんとのなぐさめ) di 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 51.320 caratteri · 100 schermate
感情の百分の一だも余は前者のために発する能わざるなり、否な、コトパキシを見てかえって芙蓉を思い、ミシシピを渡て石狩利根を想う、これ真情なり、決して余一人の感覚にあらず、普通一人並の大和男子にしてこの感なきものは一人もあるべからざるなり。
しかれどももし愛国も真情なれば真理と真理の神を愛するもまた真情なり、しかして完全なる社会においては二者決して撞着すべきものにあらず、国のために神を愛し神のために国を愛し、国民挙て神聖なる愛国者となるべきなり、かくのごとき社会において人もし国に捨てられしならばすなわち神に捨てられしなり、その時こそ実に人民の声は神の声にして、(Vox populi est vox dei)、国に捨てられしとて天にも地にも訴べき人も神も存せざるなり。
されども世には真正の愛国者にして国人に捨てられしものその人に乏しからず、耶蘇基督その一なり、ソクラトスその二なり、シピオ、アフリカナスその三なり、ダンテ、アリギエーリその四なり、しかして公平なる歴史家が判決を下すにあたって、これら人士の場合においては罪を国民に帰して捨てられしものの無罪を宣告せり。