Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

んだから、容易に出来るもんじゃアねえ、それよを不断に着るのはもっていねえじゃがんせんか、これから貴方と両人で一生懸命になって稼いで、此の家を大くしねえばならねえ、貴方も親孝行をして此の家を大切に思うだら、不断は木綿を着るが宜うがんすよ、そうして旦那さん、あれじゃア奉公人のお菜が多うがんすよ、何でも奉公人のお菜は二度はいらねいから一度になせいまし」

などと一々主人の前で申しますから、主人は妙なことをいう奴だと思って居ります。多助は善右衞門を命の親と心得、有り難く思い、寝ても寤めても恩義の程を忘れず、万事に気を利かして、骨身を惜まず一生懸命にくれ/\と働き、子に臥し寅に起るの誡めの通り、子と云えば前の九ツで、寅は七ツ時でございますから寝る間も何も有りはしません。朝は暗いうちから起きて先ず店の前を竹箒で掃き、犬の糞などがあっても穢いとも思わず取除けて川へ投げ捨て、掃除をしてしまうと台所のおさんどんが起きて釜の下を焚附けると、多助は水瓶へ水を汲み込んで遣り、其のうち店の者が漸く起きて台所へ顔を洗いに来ると一々手水盥へ水を汲んで遣り、店の土間を掃いて居る