Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

其の折、沼田の下新田に鹽原角右衞門と申する百姓が居り、私と同じ名前の好みを以て、乳のない所から悴の多助を育てゝくれろと頼まれたゆえ、余儀なく引受け、これなる清の乳を哺まして八歳までは養育したが、もう八歳にもなったから返してくれろとの頼みに依り、早速親許へ引渡した時に、其の方の実父角右衞門より長らく忰が御厄介になり、礼の仕方がないからと云って、聊かでは有るがと五十金を礼としてくれたればこそ、拙者は其の五十金を持って身支度を整え、借財を払って江戸表へ出てまいり、御当家へお抱えになり、只今ではお側近くを勤め三百石頂戴致して居るも、沼田下新田の角右衞門殿の恩義ではないか、拙者も其の恩義を知らんではないが、御当家へお抱えになると間もなくお国詰を仰付けられ、万里の波濤を隔てゝ居れば、都度々々書面も送らんが、又じいに便りを致せば其の多助と云うものが八歳まで育てられた事ゆえ、却って此の方を実の親と心得違いを致し実父角右衞門殿に不孝な事でも有りはせぬかと存じて、態と心あって便りを致さずにいた、併し十四ヶ年振りで江戸表へ出てまいり、余り懐かしいから先達て国へ書面を送りし処、角右衞門の分家太左衞門より返事がまいり、披いて見ると、角右衞門殿は一昨年歿し、跡目相続を致す