Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
気になって稼ぎ、金を拵え国へ帰って、鹽原の家を立てる心でがんすから、どうぞ心配なすっておくんなさるな」
角「黙れ、それ程まで恩義を知って居るものが、国の家を捨てゝ出るかえ、恩義を弁えて居るなれば町人でも侍でも同じ事だから、今の主人善右衞門と申す者も、命を助けてくれた恩人、殊に主人であるから身を捨てゝ奉公をし、忠義に勤めあげ、手前が金を拵え国へ帰り、一旦絶えた親の家を相続し、親より勝って立派に家を立てろよ、身を立て道を行い、名を後世に揚げて父母を顕わすくらいのことは、八歳のおり寝物語に度々申聞けてあるではないか、手前も侍の忰、いやなに仮令百姓の子でも其の位の事は弁えて居るだろう、早く帰れ」
清「迚もお逢いはないからお帰りよ」
多「はい帰りますよ、八歳の時にお別れ申しましたから、お父様やお母様のお顔を碌に知んなかったが、お母様には今始めてお目にかゝりましたから、お母様の顔は斯ういう顔で斯ういうお姿だという事は覚えやしたが、お父様のお顔は知りやしねえからお顔だけ見せておくんなせい、そうすればお父様が表をお通りなさる時お顔を眺めて、あゝお達者で戸田様に奉公していらッしゃるかと思えば、仮令言葉は交せねえでも心丈夫に奉公が出来やんすから、どうぞお顔を見せておく