Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
其の間におかめは盗賊だと察し、怖いながらも一生懸命、小児をかゝえ、表の方へ逃げ出す跡より、おかくはおかめを追いかけ行き、谷川縁の一筋道で樹の根に蹶き倒れるおかめの髻を掴んで引摺り倒し、
かく「此の阿魔め、えゝ何を悶くのだ、べらぼうめ、金を渡してしまえ」
かめ「母子馴合って私の荷物を盗むのだなア」
かく「元より手前の身ぐるみ剥ごうと思うからだ、丹治は殺してしまったから…何でも手前が金を持ってるに違いないからよこしてしまえ」
と取りにかゝる、おかめは取られじと挑み争い、
かめ「人殺し/\」
と呶鳴り立てる、赤坊はオギャア/\と泣出しましたゆえ、おかめは思わず赤坊に心を取られ、ばったり落しましたは紺縮緬の胴巻を見て、
かく「金だな」
と云いながら拾いにかゝるを、おかめは渡すまいと互に力を極めて引合いますると、胴巻が裂けて中からドッシリと落るとたんに封が切れ、黄金の花が四辺へ散乱する処へ、丹治は小平の逃げるを一目散に追って来て、此の体たらくを見て、小平の逃げるに構わず突然おかく婆に一刀あびせかけると、おかくはキャッと声を上げて倒れる其の上へ乗しかゝり、喉元を刮っている