Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

鹽「まアお怪我が無くって宜かったなア」

角「猟夫さんでごぜえやすか、既に此奴に殺される所を助かりやした、私の懐中に金のあるのを知って跡を尾けて来て、取ろうとするから、名主へ連れて往くべえと思っていた所が、既に殺される所でがんした」

鹽「いや悪い奴でございます」

と云いながら賊を見ると右内だから恟りして、

鹽「右内やア/\、心得違いをしたな、右内やア/\」

と呼ぶ声が忠義の心に通じましたか、右内は漸々細き目を開いて見れば、目の前に主人の顔、

右「旦那様々々々」

と云いながら鹽原の手に縋り付く。

鹽「何故心得違いをした、手前も元は侍ではないか、如何に落ぶれ果て、食うや食わずの身となるともナア、何故其の様なさもしい了簡に成ってくれた、渇しても盗泉の水を飲まず位の事は心得ているではないか、何ういう訳で人の物を奪る気になった、手前とは知らずナ、此の角右衞門が旅人を助けようとして打留めたのであるぞ、これ許してくれえ/\」

というに、右内はハッ/\と息を吐いて、ものが云いたいが、外へ出る息ばかりで、漸く微かな声を出しまして、

右「旦那様、八年ぶりで貴方にお目にかゝりました