Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
三
旅商人の、岸田宇之助と申す者の女房でございます」
角「えゝ、それじゃアお前は鹽原角右衞門というお侍の妹で、其の家来の岸田右内さんのおかみさんで、おかめさんと云いやすんかえ」
かめ「何うして御存じですね」
角「何うしてッて、もう魂消た、実に不思議な縁さ、併しあゝ気の毒なことだが、あんたのお兄さん角右衞門様という人は、小川村に浪人して居るだが」
と云われて驚き、
かめ「あなた、何うしてそれを御存じでございます」
角「兄さんにも御亭主にも私が逢わせようが、まだ兄さんは支度も出来めえから逢わして上げやすべえ、心配しねえが宜うがんす」
と云いましたけれども、沼田の角右衞門は、それでは夫が非業に死んだ事も知らず、子供を連れて来る道で、娘をかどわかされるとは気の毒な事と、おかめを不憫に思いまして、これから娘をかどわかされた事を、其の地の名主にかゝり、八州様へ願って手配してもらい、おかめは計らず下新田の角右衞門の世話になりますというお話は次に申上げましょう。
三
沼田下新田の百姓角右衞門は、私用がありまして木崎までまいって帰りがけ、保泉村という処で計らず岸田右内の妻おかめの災難を助け、親切に世話をして身の上話を聞くと、これ/\というから、あゝ不憫なものだ、小川村で非業な死を遂げた