Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
Leggi 大菩薩峠16 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 268.946 caratteri · 520 schermate
はや、木乃伊取りが木乃伊という譬えは古いこと、薬草取りに来て、生命を取られ損ないなんていうのは、お話にならねえんでげす、これと申すも日頃の心がけがよくねえからでげす、今日という今日は骨身にこたえたでげす」
下の生温い音声を発する動物は、引きつづきだらしのない声でべらべらとこんな言葉を吐き出したのが、意外にもギックリと米友の胸にこたえました。
「おや――お前は、おいらの先生じゃあねえか」
「おやおや、そう言うそなたの声に聞覚えがある、たしかに友兄いにきわまったり、友兄いとあれば天の助け、ここで会ったが百年目!」
生温い、だらしのない、歯切れの悪い上に、これはまた何というキザたっぷりの緞帳臭い返事だ!
三十五
ともかくも、宇治山田の米友は道庵先生を引き上げて、以前再三繰返された場面の炉辺に持って来て押据えました。
この時、お銀様の姿は、もうここには見えませんでした。奥の一間も、ひっそりかんとしたものです。
奥の一間のひっそりかんとしたのは今に始まったことではないが、お銀様のいずれへ消えたかということは、多少の問題にならないではありません。