Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠3

中里 介山

Leggi 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.131 caratteri · 423 schermate

Aozora Bunko

わたしに失礼な真似をしてもらいたくなければ娘をお出し、大きな声をされるのがいやだと思ったら、預けておいたお嬢さんを出しておしまい、ぐずぐず言ってると腕ずくだよ、わたしはお前さんに噛りつくよ」

「勝手になさい。わたしの体に指でも差してごらん、わたしもただは置かないが、この近所には、わたしの知合いで、公方様の兵隊を指図をする重い役人もいるんだから、お前さんのためになりませんよ」

「面白いね、御家人がいたら出てもらおうじゃありませんか、公方様の兵隊を指図なさるお役人がおいでなすったら、その兵隊を繰出してもらおうじゃありませんか、筋道を立ててお嬢さんを受取りに来る人と、企みをして誘拐をしようという人と、どちらが白いか黒いか、そういうお方に見てもらおうじゃありませんか」

「お前さんのような下品な人とは口を利くのもいや、勝手にひとりで喋っておいで」

お絹は座を立って次の間へ行ってしまおうとする。お角は嚇と怒りました。

「下品で悪かったね、どうせわたしなんぞは、下品で失礼で阿婆摺でおたんちんですから、自棄になったら何をするか知れたものじゃありませんよ」

お絹の後ろから飛びついて引き戻そうとしました。