Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
Leggi 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.131 caratteri · 423 schermate
「そんなら宇津木様でございましたか、よいところでお目にかかりました」
「不思議なところでお目にかかる、ともかくもこれへお入りなさい」
「御免下さいませ。ムクや、このお方はわたしの御恩になったお方ですから吠えてはいけません」
「ああ、その犬は、お前さんの犬であったか、昼のうちにこの先の原の道で見かけた犬。そこに怪我しているのは誰じゃ。おお、ここの堂守と途中から一緒に来た男、さてこそ何か仔細のありそうな」
「これには長いお話がござりまする。この人たちは、わたしに向ってよくないことをしましたから、それでムクが怒ってこんな目に会わせたのでございます、お気の毒でございますけれど、こうしなければわたしが助からないのでございますから、どうかムクの罪を許して下さいまし、ムクが悪いのでございませんから」
「なんにしてもこのままにはすて置けぬ」
兵馬とお君とは、力を合せて木莵入と金公とを家の中へ担ぎ込んで、ムクに噛まれた傷を介抱してやりました。
十三
兵馬とお君とは思いがけない対面でありました。お君の語るところによれば、一蓮寺の火事の時、椎の木の下に昏倒している間に、自分は誰にか助けられて見知らぬところへつれて来られたが、その助けたというのはここにいる金助で、連れて来られたのはこの堂守の家であります。