Classici giapponesi con furigana
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ろうじゅうのめがね
小笠原壱岐守
佐々木 味津三
Leggi 小笠原壱岐守 (ろうじゅうのめがね) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 57.249 caratteri · 115 schermate
血の匂う砂礫の上に道弥の涙が時雨のようにおち散った。
見眺めて対馬守は、ほころびかかった微笑を慌てて殺すと、急いで眼鏡をかけた。
はっと平伏し乍ら、並居る侍臣達は、そのとき新らしい発見をした。殿の眼鏡は時代の底の流れと、海の外を視る御用にのみ役立つと思っていたのに、人の情の涙をもおしかくす御役に立つことを初めて知ったのである。
その時何侯か登城した大名があったとみえて、城内遥かの彼方からドドンと高く登城しらせのお城太鼓が鳴り伝わった。