Classici giapponesi con furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Leggi 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.799 caratteri · 27 schermate
かような実験は小児でなくてはできませんが、さて自分には子供がなし、むやみに他人の子をかりてくることもできません。
それに、その地方のお医者さんたちは、あいかわらずジェンナーの考えをあざわらっておりましたので、うっかり、他人の子に実験しようものなら、どんなおそろしい非難を受けるかもしれません。
とかくするうちに十年の歳月がすぎました。みなさん十年といえば実にながい年月です。そのあいだのジェンナーの気持ちを考えてみてください。自分の信念はいよいよたしかになるが、いざ実験するとなると大きな困難に面しなければならぬとは、なんというじれったいことでしょう。が、時節はきました。その年、すなわち、三十九歳のとき、ジェンナーは、あるやさしい婦人と結婚したのであります。
翌年の春、ジェンナー夫婦は男の子をもうけ、エドワードと命名しました。そのときジェンナーはこの子が一定の年齢に達したら、実験を試みようと決心しました。そうして、その子が一年六ヵ月になったとき、ジェンナーは、ぶたの疱瘡のうみを、その腕にうえたのであります。
挿絵
なぜ、かれがぶたの疱瘡をうえたかと申しますと、かれは人間の疱瘡も、牛の疱瘡も、ぶたの疱瘡も、病原はにかよったものだと考えたからであります。