Classici giapponesi con furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Leggi 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.799 caratteri · 27 schermate
二
そうしていまは兄さんに同居させてもらっているのですから、兄さんの生きておられるあいだは、ここを動きません。たとえまた、兄さんの百年の後においても、この美しい景色をもった故郷をどうして見すてることができましょう。翠緑の樹につつまれた山、紺碧の水をたたえた谷。春がくれば錦をかざる牧原、秋がくればたわわにみのる果樹園。このようにめぐまれた土地は、世界のどこにもないと思います。せっかくのおぼしめしですけれど、インドゆきはおことわりしたいと思います」
頑として動く気色もありませんでしたので、客は失望して帰りました。
読者諸君! この、機知に富み、故郷を熱愛する青年医師はそもそもだれでありましょう。これこそ、後に種痘法を発見して、人類の恩人とあおがれるにいたった、わがエドワード・ジェンナーその人であります。
二
みなさんは、風呂にはいったとき、きっと、自分の二の腕についている三つ四つの、種痘のあとに注意したことがありましょう。むろん、風呂にはいるたびごとに注意する人はありますまいが、この種痘がいったいなんのためにほどこされたものであるか、考えてみたことがありますか。