Classici giapponesi con furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Leggi 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.799 caratteri · 27 schermate
そのあくる日のことです。
バスの市から少しへだたったバークレーという町に住んでいるこの青年紳士のところへ、ひとりの中年の紳士がたずねてきました。
この青年紳士は、客を見て、
「おや、昨夜はいろいろ失礼いたしました。どこか、お悪いのですか」とたずねました。
この青年紳士は医師だったからです。
「いえ」と、客は答えました。「私はご承知のとおり、インドの植民地と関係のあるものですが、昨夜のあなたのお知恵と決断力とに感心して、ぜひ、植民地へいって、かの地の同胞たちを助けてやっていただきたいと思い、おうかがいしたのでございます。俸給はいくらでもおのぞみどおりだしますから、どうか二、三年、あちらでご開業ねがえますまいか。植民地では、よい医師がないので、みんなが本当に困っております」
青年医師は客の語るのを、つつましやかにきいておりましたが、このとき、きっぱりいいました。
「そのご親切はありがとうございますが、私はこれから一生涯、故郷をはなれない決心をいたしました。私はこの土地で生まれ、早く両親を失って、兄さんのおかげでそだち、ロンドンへまで学問にやってもらって、どうやら、一人前の医者になって帰ってきました。