Classici giapponesi con furigana
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やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
Leggi 山の人生 (やまのじんせい) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.022 caratteri · 226 schermate
がことごとく昔の個人生活の長処ばかりであったことを考えると、野蛮な風習だから大昔からあったろうと、手軽に推断することもできぬようである。人間の畸形にも不具と出来過ぎとが確かにある。大男も片輪のうちに算えるのは、いわゆる鎖国時代の平民の哀れな遠慮であろう。蝦夷のシャグシャインやツキノイ、南の小島では赤蜂本瓦や与那国の鬼虎のごとき、容貌魁偉なる者は多くは終りを全うしなかった。それを案じて家にこのような者の生まれるを忌んだのはおそらくは新国家主義の犠牲であった。部曲が対立して争闘してやまなかった時代には、いわゆる鬼の子はすなわち神の子で、それ故にこそ今も諸国の古塚を発くと、往々にして無名の八掬脛や長髄彦の骨が現れ、もしくは現れたと語り伝えて尊信しているのである。
沖繩の『遺老説伝』には次のような話がある。「昔宮古島川満の邑に、天仁屋大司といふ天の神女、邑の東隅なる宮森に来り寓し、遂に目利真按司に嫁して三女一男を生む。夫死して妻のみ孤児を養ふに、第三女真嘉那志十三歳、忽ち懐胎して十三月にして一男を坐下す。頭には双角を生じ眼は環を懸くるが如く、手足は鷹の足に似たり。