Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
Leggi 山の人生 (やまのじんせい) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.022 caratteri · 226 schermate
球磨郡四浦村の吉という木挽が、かつて五箇庄の山で働いていた時に、小屋へ黙って入ってきた髪の毛の長い女などは、にこにことしてしきりに自分の乳房をいじっていた。驚いて飛びだして銕砲などを持って、多勢で還ってきてみるともうその辺にはいなかったそうである。単に遠くから姿を見たというだけの話なら、まだこの附近にも近頃の例がいくつかある。東北地方では会津の磐梯山の入山などにも、山女らしい話がおりおり伝えられる。『竜章東国雑記』の第六集に、「文化の初め頃、山麓某村の農民二人、川といふ薬草を採りに、此山西北の谿に入って還ることなり難く、流に傍うた大木の虚洞に夜を過すとて、穴の外に火を焚いて置くと、たけ六尺ほどで髪の長さは踵を隠すばかりなる女が沢蟹を捕へて此火に炙つて食ひ、又両人を見て笑った」と記している。「これ俗に山ワロと謂ひ野の年経たるもの也。奥羽の深山にはまゝ居る由にて、よく人の心中を知れども人に害を為すことなし」などとあって、土地でも詳しいことは知らぬのである。また『老媼茶話』には猪苗代白木城の百姓庄右衛門、同じく磐梯山の奥に入って、山姥のかもじと称するものを見つけたことを載せている。